
2026年04月
わが国の高齢化率は29.3%と世界で最も高くすでに超高齢社会となっていますが、2040年には団塊ジュニア世代が高齢者になり高齢化率は34.8%まで上昇します。それに伴い2040年にかけて、75歳以上の救急搬送は36%増、うち85歳以上の救急搬送は75%増、また、75歳以上の訪問診療の需要は43%増、うち85歳以上の訪問診療の需要は62%増と見込まれています。厚生労働省が来年度から運用される新たな地域医療構想は、2040年前後の超高齢社会を見据えて、地域の医療提供体制を「入院だけでなく、外来・在宅・介護連携まで含めて」再設計するための新しい枠組みで、来年度から順次運用されます。
「入院」は治す医療、「外来・在宅・介護連係」は支える医療で、これまではおんが病院は「治す医療」、おかがき病院は「支える医療」でしたが、おんが病院は令和7年度から地域包括医療病棟となり、これまでの「治す医療」から「治し、支える医療」へ、おかがき病院は回復期病棟、地域包括ケア病棟の「支える医療」だけでなく令和5年に救急医療棟を新築し「治し、支える医療」へと変わってきました。遠賀中間地域の高齢化はすでに35.2%となっており、おんが病院、おかがき病院とも他の地域に先駆け「治し、支える治療」を実践しています。
さらに、この4月におんが病院にあらたに一倉晴彦先生をお迎えし泌尿器科を新設しました。泌尿器科は前立腺癌、前立腺肥大だけでなく排尿障害など高齢者に多くみられる疾患が多いため高齢地域においてはなくてはならない診療科です。そしておかがき病院には産業医大第三内科准教授であった中村早人先生、阿部慎太郎先生をお迎えし肝胆膵を中心とした消化器内科の診療を開始しました。おんが病院、おかがき病院ともにこれまで以上により専門的な検査・治療ができるように整備しております。
2026年の干支は「丙午」です。十干の「丙」は「芽が成長し、葉が広がり、成長が著しい状態」で太陽の光を意味しており、十二支の「午」は「成長や成功・繁栄のシンボルとして縁起がよい火の気を持つ力強い存在」とされています。「丙午」はこの「丙」と「午」が組み合わさった干支で、どちらも「火」の性質を持つためこの2つの「火」が重なり合う2026年は「火」のパワーが高まる時期とされ、エネルギッシュに動いたり、大きな決断をすることで物事が好転するといわれています。おんが病院・おかがき病院はともに地域の皆様のためにこれまで以上にスピード感を持って尽力していきたいと思いますので本年もどうぞよろしくお願いいたします。