2012年07月
平成 17 年に慢性的な赤字病院であった福岡県立遠賀病院 は遠賀・中間医師会に移譲されました。医師会では、急性期 の「おんが病院」と慢性期の「おかがき病院」に分離して運 営することになり、「おんが病院」は平成 20 年に竣工いた しました。
「おんが病院」はベッド数 100 と小さな病院ですが、救 急体制を整備して救急患者を 24 時間受け付けていますし、 休日急患センターでは医師会と協力して、元日も休むことな くオープンしています。また、検診部では、約 4000 名の学 校検診や約 9000 名の集団検診を行っています。さらに、院 内には、小児科の先生の協力のもと「病児・病後児の保育施 設」を設置して、病気のために保育園や幼稚園では預かって もらえない子供を預かっています。
また、開放型病院として、登録いただいている 1 市 4 町(中間市、遠賀町、岡垣町、水巻町、芦屋町)の 89 の病院 や診療所に対しまして、診断から治療まで、全般的な支援を 行い、地域完結型医療の実践に努めています。
病院開設から 4 年目に入り、次第に地域住民や地域の医療 機関からの信頼を得て、紹介率 88%、逆紹介率 66%、平均 在院日数 12 日となりました。これからも、病院の理念にあ ります「良質で信頼される心優しい病院」を目指し、職員が 一丸となって、地域住民の方々のご期待に添えるように、 日々邁進していきますので、皆様方のご指導ご鞭撻をよろし くお願いいたします。