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栄養サポートチーム(Nutrition Support Team:NST)とは、様々な医療スタッフがチームを組み、患者さんに最もふさわしい方法で栄養状態を良好に保つことを目的とするチームのことです。
医師(3名)・看護師(8名)・薬剤師(2名)・管理栄養士(4名)・言語聴覚士(2名)・臨床検査技師(1名)・事務(1名)のメンバーで活動を行っています。
日本臨床栄養代謝学会認定 NST稼働施設
日本病態栄養学会認定 栄養管理・NST実施施設
日本臨床栄養代謝学会専門医、評議員 ・・・末廣 剛敏
日本病態栄養学会専門医、指導医 ・・・末廣 剛敏
日本臨床栄養代謝学会 栄養サポートチーム専門療法士・・・平山 智美
栄養サポートが必要な患者さんにNSTが早期から関わるために、まず入院時に低栄養や低栄養のリスクが高い患者さんを多職種でスクリーニングしています。各病棟それぞれ週1回、NST回診を行い、対象患者さんの栄養管理法や食事内容等について、退院を視野に入れた検討を行っています。NSTが介入する患者さんの主な疾患は摂食嚥下障害に関する疾患(肺炎・誤嚥性肺炎等)が上位を占めています。
おんが病院NSTでは、NST活動の充実を目的に平成24年9月より栄養サポートチーム加算を算定しています。その他、月に1回NST委員会を開催し、院内のNSTに関する課題の共有とその解決に向けた提案・協議などを行っています。
おんが病院NSTでは、入院中から退院後の状況を考慮した栄養管理・介助・看護を行うことが重要と考えています。そのため、継続した栄養管理・介助・看護が行える仕組み作りや多職種間連携を深めるための勉強会の実施などを行っています。
退院先との連携を深める為の取り組みとしては、平成26年度より主な退院先となる施設へ訪問し意見交換の場を設けています。また、施設スタッフ向けの勉強会も実施しています。これらにより、病院と施設、相互の関係性が構築され、困ったことや悩むことがあれば連絡を取り合うなど、より密な連携を図ることができるようになってきました。
日本病態栄養学会認定「栄養管理・NST実施施設」としての活動として、院内スタッフへの研修の他、平成27年度より看護師・薬剤師・管理栄養士を対象に院外からの臨床研修を受け入れています。
今後も、チームで協力しながら充実したNST活動を行って参ります。