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 褥瘡(じょくそう)とは、自分で動く事ができないため血の流れが悪くなり、皮膚やその下の組織が死んでしまう状態の創(きず)のことで「床ずれ」とも呼ばれます。
 褥瘡対策委員会は、褥瘡が入院前からすでに発生している方に対して、個人に合わせた治療やケアが提供できるよう調整を行います。また、褥瘡治療以外で入院された方々の褥瘡予防や、褥瘡が発生した場合にも速やかに治るように活動しています。
 そして「褥瘡外来」では、在宅や施設で褥瘡を発生した方の受け入れを積極的に行っています。
 褥瘡の発生原因は個々によって様々であり、創の治療はもちろん重要ですが、それだけでは治りません。これに対し、褥瘡対策委員会は医師、看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、栄養士、理学療法士、薬剤師等で構成され、それぞれの専門分野が連携し褥瘡に取り組んでいます。また、褥瘡の治療では、創傷治癒の促進を目的とした「局所陰圧閉鎖療法」という機械を用いて行う治療を積極的に行っており、良好な成績を得ています。

| 年 | 症例数 | 
|---|---|
| 2011年 | 19 | 
| 2012年 | 8 | 
| 2013年 | 12 | 
| 2014年 | 29 | 
| 2015年 | 18 | 
| 2016年 | 39 | 
| 2017年 | 42 |