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おんが病院は在宅療養支援病院として24時間対応可能な訪問診療を行っています。訪問診療の対象となる方は、基本的には「一人で歩いて通院することのできない患者さん」です。疾患としては癌だけではなく心不全、呼吸不全、糖尿病、脳梗塞、神経難病、腹膜透析などほとんど全ての病気が対象になります。もちろん、高齢による衰弱のため自宅で療養されたい方も大丈夫ですし、認知症のため自分で判断することができない方にも訪問できます。また、退院後に一時的に利用することも可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
医療保険で認められている在宅療法には、点滴、在宅酸素、人工呼吸器、インスリン注射、人工肛門、腹膜透析などがあり、病院と同じような医療が自宅でリラックスして受けることができます。
在宅療養中の患者さん、ご家族のもとへ訪問看護ステーションの看護師と共に専門性の高い認定看護師が伺い、より良いケアの提供を行います。認定看護師とは、専門的な看護ケアにおいて、熟練した看護技術と知識があると認められた看護師をいいます。
当院では緩和ケア認定看護師が訪問ステーションの看護師とともにご自宅へお伺いすることができます。
緩和ケア認定看護師は、主にがんの患者さんの苦痛や呼吸困難、倦怠感などの適切なケアだけでなくご家族に対する支援を行い、患者さん・ご家族のQOL(生活の質)の維持、向上のため専門的知識、技術を用いてケアの提供を行います。
緩和ケア認定看護師 ・・・ 河野 えり
訪問薬剤管理指導業務とは通院が困難な患者に対し、医師の指示のもと薬剤師が自宅や施設に訪問し、薬の正しい飲み方の説明、副作用のチェック、服薬状況の確認、お薬の整理や残薬の管理を行い薬物療法が適切に実施されているかどうか確かめ、より質の高い在宅療養を提供するためのサービスです。
高齢者の方は服用している薬が多く、 お薬の飲み忘れや、重複服用が起こりやすくなるためそれらのことを防止し、安全かつ適切にお薬を服用していただくために、 患者1人1人の理解度に合ったお薬の管理方法を提供していきます。
当院ではまだ行っていない業務ですが、在宅総合支援センターが設立されるに伴い薬剤師も在宅医療の一員として遠賀・中間地区の高齢者を含めた住民の住みやすい街を目指していきます。院外の薬局薬剤師と連携しながら住民に近く、何でも話せる、薬に関しては任せられる訪問薬剤業務を展開していきたいと思います。
訪問栄養指導では、管理栄養士が通院困難な利用者さまのご自宅にお伺いして、食生活や栄養のアドバイスを致します。訪問栄養指導を行うことで、ご自宅での生活を安全かつ快適に過ごせるように、また、QOL(生活の質)の向上を目的としています。
在宅医療と係わる多職種と連携を取り、利用者さまの状況に合わせて、安心して在宅療養生活をお送りいただくように努めてまいります。