診療科
部門
【診療内容・特色】
当科は、外科手術が必要な呼吸器外科疾患のほか、肺炎や慢性閉塞性肺疾患、肺線維症、喘息などの呼吸器内科疾患も含め、呼吸器疾患全般の診療を行っております。
また、週に2回、九州大学病院呼吸器科および産業医科大学病院呼吸器内科医師に当院の外来診療を行っていただいており、質の高い医療を提供いたしております。
肺癌の治療は、最新の治療ガイドラインを重視した上で、外科治療や、化学療法、免疫治療などの治療を適切に選択し、治療を行っております。肺癌の症状を軽減するような緩和治療も並行して行っております。最近、高齢社会で増加している誤嚥性肺炎に対しては、2020年7月より当院の摂食・嚥下専門外来および消化器内科と連携し、診断および治療をスムーズに行えるようなクリニカルパス(誤嚥性肺炎クリニカルパス)を開始いたしました。
当院では、地域の開業医の先生との連携を密にとりながら、CT検査、MRI検査などの画像診断や気管支鏡検査などの検査を迅速に行い、早急に診断を行い、治療に結びつけることを心がけております。胸部X線検査などで異常が疑われる場合には、ご相談していただければと思います。
【手術実績】
2012年に当院に呼吸器外科が併設されてから、これまで当科では460症例の手術を施行しており、肺癌や転移性肺腫瘍などの悪性疾患から、気胸や膿胸などの良性疾患に至るまで、多岐にわたる手術を呼吸器外科専門医が安全に施行しております。現在、ほとんどの手術は、体への負担が小さい胸腔鏡手術を行っているため、手術後の痛みが少なく、入院期間も短くて済むようになってきております。