2023年04月
2023年4月1日付で一般社団法人遠賀中間医師会おんが病院、おかがき病院の統括院長を拝命しました兼松隆之(かねまつ・たかし)です。皆様に謹んで、ご挨拶を申し上げます。
さて、遠賀中間医師会病院は以前5つあった福岡県立病院の一つである福岡県立遠賀病院を前身とします。この県立病院は、2005(平成17)年に遠賀中間医師会に委譲され、遠賀中間医師会病院となりました。もともとあった病院建物の改修が委譲翌年から行われ、2007年には100床の回復期機能を持つおかがき病院と改称されました。これとは別に、2008年にはおかがき病院から車で約15分の尾崎の地に、急性期医療のおんが病院100床が新たに開設され、その後は両病院がお互いの強みを活かしながら、地域の医療機関の皆様のご支援をいただきながら、地域住民の方々の健康維持、疾病の予防や治療等に携わっているところです。
現在、おんが病院は職員総数273名。うち常勤医師21名、看護師136名、薬剤師7名、事務職員39名等が勤務しています。診療科は現在16科ですが、新たに皮膚科を開設予定です。一方、おかがき病院は職員総数191名、うち常勤医師8名、看護師89名、薬剤師4名、事務職員23名等が勤務しています。診療科は6科ですが、間もなくここも皮膚科診療を開始する準備をしています。
この病院では4月に新入職者を迎え、活気ある雰囲気が漂っています。病院の基本理念を「患者さんとその御家族、地域の皆さん、そして職員とその家族から、信頼され、愛される病院となります」として掲げ、日々の診療に当たっています。その目的を果たすため我々が求めている人物像は次のような方です。
(1)普通のことを、普通にやれること
(2)コミュニケーション力を大事にする人
(3)自分の“代表作”を持っている人
ここで言う“代表作”とは特別な技能や能力ではありません。例えば、患者さんと楽しくリハビリに励むことができる、採血ならおまかせ、患者さんに優しく寄り添うことができる、コンピュータのことならちょっと聞いてみて、イラストのことなら相談受付けます、外国語が得意、など各自が自分なりの目標を立て、どこまで到達しているかを1か月ごと、あるいは1年ごとに自己評価を行い、最終的に“私の代表作”を作り上げることを目指そう、というものです。
これからの時代、患者さんや地域の医療機関から選ばれる病院でなければありません。安全で安心な医療の質・サービスで差別化を図ることも必要でしょう。我々はデータに基づいて病院を変えていきます。そのためにはデータとマネジメントを重視した経営を行います。
地域の皆様には遠賀中間医師会おんが病院、おかがき病院をどうぞよろしくお願い申し上げます。