おんが病院は、遠賀・中間地域の急性期病院として地元の医療機関と手を携え皆様の健康を守ります。

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その他2021/11/29

各診療科・部門から~検査科~


【検査のグローバル化に向けて】
病気に国境はなく、病気の診断や治療効果の判定に用いられる臨床検査もグローバル化がすすめられています。
2012年にはHbA1cが国際標準化の為JDS値からNGSP値に変更となり日常診療を行われている先生方や患者さんはとても混乱されたことと思われます。
しかしながら、世界中で同じ検査結果として評価可能となりまた各国の測定値と互換性が持てるようになり国際的な治験や治療の参画時に利便性が向上します。
そのような目的から2020年4月1日(おんが病院は2021年4月1日)よりアルカリフォスファターゼ(ALP)と乳酸脱水素酵素(LD)の測定法が世界的に普及している方法に変更し、これにより欧米や中国等のアジアの国々と互換性を持つことになりました。
その他の項目ではTSHがハーモナイゼーションされ(現在、TSHの測定法は免疫学的測定法のみとなっており、使用する抗体により認識部位が異なるため、各試薬メーカーで測定値が異なっています。また、TSHには標準化のための基準物質が存在せず、基準測定法も存在しません。このような状況で、各試薬メーカーの測定値の平均値を目標値として、全てのメーカーが値を合わせて検査値の標準化を進める手法をハーモナイゼーションと呼びます)各施設移行を行っています。
今後も他項目で世界的標準化や遺伝子検査等も施設の規模にかかわらず様々な変化を求められることになります。当検査科も時代の流れに遅れないよう各分野でアンテナを張り巡らし最新の情報を発信していけるよう取り組んでいきたいと思っております。
 
【ALP・LD とは】
・ALP(アルカリフォスファターゼ):腎臓や肝臓、腸粘膜、骨など多くの臓器で生成される酵素です。肝臓で処理された後、胆汁中に流れるため、胆石や胆道炎、胆管がんなど胆道を閉塞するような疾患や骨疾患などで上昇します。
・LD(乳酸デヒドロゲナーゼ):赤血球や心臓、肝臓、筋肉など体内組織中に広く分布している酵素であり、様々な疾患で上昇します。
 
【当院での取り組み】
2021年4月1日よりIFCC法に変更しました。その為ALPの基準値が変更となりました(LDは変更なし)

【変更することになった理由】
今回の変更で大きく変動するのは ALP です。現在、両項目とも日本臨床化学会の勧告法
(JSCC 法=日本独自の方法)を基準とした方法で測定されています。前述の通り、ALP は
多くの臓器に分布しており、血液型がB・O型の人の約 8 割では疾患に関係なく小腸型 ALP が出現すると報告されています。JSCC 法は小腸型 ALP に対する反応性が高いため、臨床的意義が認められない ALP 高値が出現する場合があります。一方、国際臨床化学連合の勧告法(IFCC 法)を基準とした方法ではこれらの影響は回避されるといわれています。
 
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