おんが病院は、遠賀・中間地域の急性期病院として地元の医療機関と手を携え皆様の健康を守ります。

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新着情報

その他2019/01/29

各診療科・部門から~小児科~


 今年も本格的なインフルエンザの流行期に突入しました。2019年1月15日更新の国立感染症研究所の情報1によると、これまでのところの流行主体はA型のH1pdm、つまり2009年に発生し世界中で大流行した、いわゆる「新型インフルエンザ」のようです。A/H1pdmが流行の主役となるのは、2015/2016シーズンからの3年ぶりとなります。
 
 2009年当時、殆どの人たちがこの型のインフルエンザに対する抗体を保有していなかったため、日本を含め世界中のあらゆる国で多数の患者が発生し(=パンデミック)、医療資源を逼迫させたことが大きな問題となりましたが(今でも、当時の混乱を思い出すと胃が痛みます・・・)、もう一つの大きな問題は、従来のインフルエンザに比べ、非常に重症の肺炎を合併した症例が多かったことでした。特に気管支喘息を持病としている子どもたちのリスクが高いことが判明していて2、普段から予防薬を常用し定期的な通院をしている症例よりも、喘息としては程度の軽い、いわゆる「アレルギー体質」を持つだけの子たちでも重たい肺炎を起こしていた報告もあります3。またこの肺炎のもう一つの特徴として、インフルエンザに罹ってからじわじわと悪くなるのではなく、発熱した途端、急激に呼吸状態が悪化する傾向が挙げられます。当科でも、受診中の数十分以内にみるみる容体が悪化したお子さんを経験しました。
 
 今シーズンに限ったことではありませんが、お子さんがインフルエンザに罹った時、あるいはその可能性がある時は、様子をよく観察して、少しでも「息苦しそう」と思ったら大至急医療機関を受診して下さい。
 
 なお、当院では院内感染防止のため、インフルエンザに罹っている可能性がある方は「発熱外来」入口から入っていただいています。受診の際には事前にお電話にてお知らせ下さいますよう、よろしくお願いいたします。
 
1 https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/1974-idsc/iasr-flu/8362-iasr-influ201819.html
2 小児感染免疫 23巻4号 Page442-444(2012.02)
3 小児科診療 75巻2号 Page321-325(2012.02)
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