看護単位 | 5単位 外来・HCU・手術室・3階病棟(内科・小児科)・4階病棟(外科・整形外科) |
---|---|
看護職員 | 看護師107名 准看護師2名 ケアスタッフ22名 クラーク7名(R4年3月現在) |
施設基準 | 一般病棟7:1入院基本料 ハイケアユニット入院医療管理料1 急性期看護補助加算25:1 |
夜間看護体制 | 2交替制 夜間急性期看護補助体制加算50:1 |
看護提供方式 | チームナーシング又はDayパートナーシップ・ナーシング・システム |
HCU
HCU師長 松尾 幸代
HCUはHigh Care Unitの略で高度治療病棟と呼ばれ、平成22年6月に開設しました。昼夜にわたり救急外来よりの緊急入院、手術後など内科・外科問わず、高度な集中治療や密な看護を必要とする病棟です。
病床数は8床で稼働し、4対1看護配置となっています。看護師は呼吸・循環の管理を中心に不安定な病状の患者さんを一人でも多く救命できるよう、24時間体制で看護にあたっています。患者さんの安全の確保に対して細心の注意をはらい、患者さんが安心して治療に専念していただける環境を心がけております。また、入院により患者さんの日常生活動作が低下しないように意識しながら、患者さんに応じた看護提供を行っています。
さらにスタッフの教育的な面として、疾患・病態の理解や各種ME機器の取扱いなど年間を通して計画的に学習会を開催しています。集中ケア領域における的確なアセスメントと緊急時の迅速な対応ができ、HCUにふさわしい看護実践を行えるようにつとめています。
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
---|---|---|---|---|---|
平均年齢 | 81.2歳 | 85.4歳 | 82.7歳 | 82.4歳 | 84.4歳 |
平均入院患者数 | 7.1人 | 6.6人 | 5.8人 | 5.7人 | 4.9人 |
平均在院日数 | 14.5日 | 13.7日 | 10.4日 | 10.0日 | 8.4日 |
手術室
手術室師長 松尾 幸代
手術室では、年間合計約500例の消化器外科手術・呼吸器外科手術・整形外科手術・ペースメーカー移植手術が実施されています。夜間・休日もオンコールにより緊急手術にも24時間対応できる体制をとっています。
手術療法に対して、医師と連携を図り、共に患者さんの生命を守り、チームで手術療法・治療に臨んでいます。手術を受ける方にとっては、一生に一度の経験・時間であることを忘れずに、一手術に全力を尽くし、安全な手術とより良い看護を目指しています。
手術前には手術室看護師が病室を訪問して、患者さんやご家族の不安を軽減できるよう手術に対しての説明を行います。また、一人一人のご希望に出来るだけ沿えるようお話を伺い、安心して手術を受けることが出来るように努めています。手術中はご希望のBGMを流したり、酸素マスクに香りをつけたり、室温調整などの環境を整えることで、リラックスして手術を受けていただけるよう心がけています。手術後にも病室を訪問して、手術中に何か困ったことや気になったことなどはなかったか、患者さんの意見や感想をお聞きしています。患者さんの実際の意見を反映させた手術看護の評価を行うことで、次の看護実践に役立てています。
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
---|---|---|---|---|---|
外科 | 219例 | 244例 | 281例 | 228例 | 222例 |
整形外科 | 167例 | 218例 | 202例 | 174例 | 198例 |
呼吸器外科 | 52例 | 48例 | 37例 | 16例 | 48例 |
循環器科 | 29例 | 15例 | 12例 | 14例 | 14例 |
合計 | 467例 | 525例 | 532例 | 432例 | 482例 |
3階病棟
3階病棟師長 小柳 美早恵
3階病棟は内科・小児科の急性期治療を目的とした混合病棟です。
内科では消化器科、呼吸器科、循環器科、糖尿病内科があり、主に慢性疾患を抱え、急性増悪による入院治療を受ける患者さんを看護しています。
病状に伴う心身の苦痛を早期に取り除き、安寧と回復を第一におき患者(患児)さんとそのご家族に寄り添える、優しい看護の提供を目指しております。
入院中から退院後の姿を見据え、患者さんが1日でも早く住み慣れた居住へ戻ることができるよう、多職種と連携して退院支援・在宅支援に努めています。
また、退院後も、その人らしい日常生活が維持・増進できますように、自己管理に向けた環境を整え、心不全教室や糖尿病教育など個別性のある教育的支援に努めています。
入院中の不安や、お困りの事がありましたら、お気軽にお声をおかけください。
・当病棟
内科・小児科の急性期混合病棟です(44床)
・主な疾患
循環器疾患(心不全、狭心症、心筋梗塞)・呼吸器疾患・糖尿病・
褥瘡、消化器疾患(出血、ポリープ、クローン病、潰瘍性大腸炎、
感染性腸炎)、小児科疾患(気管支炎・喘息・感染性腸炎)
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
---|---|---|---|---|---|
平均年齢 | 75.05 | 76.8 | 75.8 | 77.0 | 78.8 |
平均年齢(小児除) | 79.2 | 78.8 | 78.9 | 79.2 | 80.1 |
平均入院患者数 | 44.7 | 43.4 | 46.7 | 46.6 | 46.0 |
平均在院日数 | 13.2 | 12.5 | 13.8 | 14.7 | 15.4 |
病床稼働率 | 101.6% | 98.6% | 106.3% | 105.7% | 104.3% |
【難治性褥瘡】
他施設からの難治性褥瘡患者の紹介が多く、皮膚排泄ケア認定看護師の指導のもと、ケアを行い、栄養面はNSTがサポートしています。 VAC・PICO(局所陰圧閉鎖療法)を導入したことで、褥瘡治療期間が短縮しております。
4階病棟
4階病棟師長 月城 志信
4階病棟は一般外科、整形外科、呼吸器外科の急性期治療を目的とした混合病棟です。
手術療法や外科的治療、抗がん剤治療を受ける患者さんを看護し、治療後は早期離床・社会復帰を目指して、理学療法士と共にリハビリに取り組んでいます。
また、薬剤科、栄養科など他職種と共に、地域連携室、訪問看護ステーションとの連携により、円滑な退院支援、在宅支援に努めています。
さらに、緩和ケア認定看護師を中心に、患者・家族に寄り添う終末期看護に努めています。
【病床数】
【看護体制】
7対1看護配置、パートナーシップ・ナーシング・システムを採用
看護師がペアで患者さんを受け持ち、看護師同士が協力して業務を行うことで、安全で質の高い看護を提供するため
の新しい看護方式。
安全で自律した看護実践、看護師のスキルアップ、後輩育成、受け持ち看護師体制の充実の利点があります。
【主な疾患】
外科 :癌(大腸、胃、肝臓、膵臓、食道、乳房)、胆管炎、胆石症、腸閉塞、ソケイヘルニア、虫垂炎
呼吸器外科:肺癌、縦隔腫瘍、気胸
整形外科:大腿骨頸部・転子部骨折、変形性膝・股関節症、胸腰椎圧迫骨折
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
---|---|---|---|---|---|
平均年齢 | 75.8 | 78.7 | 77.5 | 77.6 | 77.6 |
平均入院患者数 | 48.6 | 48.8 | 48.7 | 45.2 | 44.5 |
平均在院日数 | 16 | 15.9 | 15.4 | 14.8 | 13.4 |
病床稼働率 | 101.2% | 100.9% | 101% | 94.2% | 93.8% |
外来
外来師長 西田 順子
近年外来では、新型コロナ感染拡大予防のための徹底対応をしているため、受付~診察~終了までにお時間がかかってしまっている状況であり、大変ご迷惑をおかけしております。
また、急速な高齢化社会に伴い、各診療科の医師や病棟スタッフ・各コメディカルと連携をとり、外来診療だけではなく、訪問診療や訪問看護とも連携を図ることで、在宅でも安心して医療や看護又は介護等を受けることができるように、医療・介護・福祉の切れ目ないサービスを提供していきたいと考えております。
また、「かかりつけ医」や行政等との役割分担や調整を行い、地域の皆様に頼りにされ、『ここで良かった』と皆様が安心していただける外来を今後も目指していきます。
外来診療科目
・外科
・救急科 ・肝臓内科
・呼吸器外科 ・総合診療科
・整形外科 ・小児科
・循環器科 ・麻酔科
・消化器内科 ・放射線科
・糖尿病内科 計:13診療科
・呼吸器内科
令和3年度実績
外来受診患者総数:40,350名 1日平均:110名
新患:8,124名/年 1日平均22名
再診:30,793名/年 1日平均84.3名
入院患者数:1,923名/年 1日平均5.2名
救急搬入:1,130台(うち入院691名)
PCR検査数:6,900件( 入院66名)
外来検査実績(年間件数)
・上部内視鏡 2,146件 ・外来化学療法 431件
・下部内視鏡 764件 ・フットケア外来 16件
・カプセル内視鏡 15件 ・ペースメーカー挿入・電池交換 12件
・胃ろう造設・交換 90件
・ESD 21件
・ERCP 67件
・気管支鏡 53件