診療科
部門
当院は、整形外科学会研修施設に認定されており、また2017年度より日本人工関節登録制度、2020年4月より日本整形外科学会主導で大規模臨床研究(JOANR)に参加しています(整形外科で運動器の病気や怪我に対する手術を受ける患者さんを対象として、その検査データなどを集めたデータベースの構築)。詳しくはホームページの研究に関する情報の公開について(オプトアウト)をご参照くさだい。
毎週火曜日(9時30分から16時)九州大学整形外科の日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医による脊椎専門外来を行っております。2025年4月から担当医師が、樽角清志先生より横田和也先生に交代となりました。
2022年1月より、非常勤医師として藤原悠子先生(整形外科専門医、日本整形外科学会運動器リハビリテーション医、骨粗鬆症学会認定医、医学博士)が月曜・水曜・木曜・金曜日に当院勤務となりました。木曜午前に骨粗鬆症外来を行っておりましたが、2025年6月からは、木曜午前および金曜午後(13:00~15:00)に外来を増やし診療行っております。また、2025年4月より、常勤医師として大山 龍之介先生(整形外科専門医、医学博士)が当院勤務となりました。これまで当院整形外科は、常勤医2名(うち1名は毎年交代する専攻医)と非常勤医師1名(整形外科専門医)の体制で診療行ってまいりましたが、今後は常勤の整形外科専門医2名および非常勤の整形外科専門医1名の体制となり、より安定した診療体制で地域の皆様に医療を提供してまいります。また急性期から回復期リハビリにかけてより連携のとれた治療体制を整えて、自宅復帰をサポートさせていただきたいと存じます。
診療内容は、外傷などの急性期疾患から、骨粗鬆症、変形性関節症、関節リウマチなどの慢性疾患まで幅広く対応させていただきます。当院の手術の特徴としては、高齢者の脆弱性骨折の手術件数が約半数を占めています。中でも大腿骨近位部骨折患者の割合は約6割程度と高いことが挙げられます。脆弱性骨折の原因は骨粗鬆症で、適切な治療がなされなければ、骨折を繰り返し(骨折の連鎖)、骨折のたびに介護度があがり、寝たきりとなるリスクが高くなることが知られています。当院では大腿骨近位部骨折の方に対し、骨折の治療だけでなく、入院時骨粗鬆症治療の有無を確認、評価後できるかぎり薬物治療介入を行う方針としております。2022年度よりFLS活動を開始し、骨粗鬆症治療介入率および治療薬1年継続率が増加しています。また転院後も薬物治療を継続していただくよう地域連携に力をいれ、再骨折リスクを減らす取り組みを行っております。
関節リウマチ・足趾変形
外反母趾手術
人工股関節置換術
全人工膝関節置換術
単顆型人工膝関節置換術
全人工肘関節置換術
【2024年度手術詳細(2024年4月~2025年3月】
昨年度手術件数は手術室202件(185例)、外来創傷処理14件でした。
内訳は
手術法・部位 |
手術件数 |
|
---|---|---|
脊椎 |
脊椎 |
0 |
四肢外傷 |
大腿骨近位部骨折 |
70 |
骨折・脱臼 |
55 |
|
腱損傷・その他 |
4 |
|
骨軟部腫瘍 |
良性 |
8 |
悪性 |
0 |
|
上肢・手 |
人工関節置換術 |
0 |
関節鏡視下手術 |
0 |
|
関節形成術 |
0 |
|
神経・筋腱 |
8 |
|
その他 |
12 |
|
下肢 |
人工関節置換術(股) |
5 |
人工関節置換術(膝) |
11 |
|
関節鏡視下手術 |
3 |
|
関節形成術 |
0 |
|
神経・筋腱 |
1 |
|
その他 |
8 |
|
合計 |
185 |