おんが病院は、遠賀・中間地域の急性期病院として地元の医療機関と手を携え皆様の健康を守ります。

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新着情報

その他2019/07/08

各診療科・部門から~放射線科~


放射線科には、さまざまな検査装置がありますが、今回は骨密度測定の検査についてお伝えします。
 
骨密度測定は、骨粗鬆症の診断のために行われます。骨粗鬆症は、食生活、運動不足、ホルモンバランスの乱れなどにより起こります。測定方法は、超音波やX線撮影など数種類ありますが、当院では、X線を用いる骨密度測定装置(図1)で検査しています。これは他の方法より検査精度が高いとされています。    
測定は通常腰椎の2~4番目と、左足の付け根(左大腿骨頚部)について行います。
1つの箇所につき、5分程度、着替えや検査台の乗り降りなど全て含めると約15分で検査が終わります。
検査は、受診者に仰向けで寝ていただいて行います。各箇所に2種類のエネルギーのX線を当て、スキャンデータから骨密度を測ります。この値を、基準となる20歳代の平均的な骨密度と比較し、どの程度の比率(%)かを調べます。
検査結果は、3種類(正常、骨量減少、骨粗鬆症)のいずれかで示されます。結果の用紙を、受診者本人にお渡ししています。(図2)
近隣の医療機関からも地域医療連携室を通して依頼があり、検査を行っています。検査時間は短く、結果は解析終了後すぐにお渡しできます。医療機関へは、受診者向けの結果と同じものの他、詳細な値が示されたデータをお渡ししています。(図3)
     

この検査は、移動が困難な方や、加齢に伴い背が丸くなってしまった方が受けることも多く、検査台の乗り降りや、仰向けに寝ることさえ、苦痛を伴う方がいらっしゃいます。そのような方でも、痛みは最小限に、移動はスムーズに行えるよう、常に心掛けています。
 
昨今、『いつのまにか骨折』など骨粗鬆症が話題になっています。ご自身の骨密度を知り、健康な身体で長生きしましょう。
なお骨密度測定を希望される方は、かかりつけ医にご相談の上、受診されてください。私共診療放射線技師も、受診者の方に寄り添って検査を行いますので、安心していらして下さい。
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