おんが病院は、遠賀・中間地域の急性期病院として地元の医療機関と手を携え皆様の健康を守ります。

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新着情報

その他2021/06/11

各診療科・部門から~放射線科~


放射線科とAI

放射線科では2020年4月にMRI 装置1 台(1.5Tesla)、2020年8月にCT 装置1 台(128スライス)の診断装置を更新いたしました。これらの診断装置は従来と比較し、より早く、高精細な画像検査が可能となっています。CT装置はこれまでより大幅に少ない被ばく量、造影剤量での検査が可能となり、安心して検査を受けて頂くことができます。MRI装置はボア径(トンネルの広さ)が70cmと広く、マットは柔らかい素材でできており約30分かかる検査の快適性が向上しています。MRIにてついては3月の新着情報で紹介させていただきました。今回は新しく導入したCTについてご紹介いたします。

当院では2020年8月にシーメンス社製Single source CT SOMTOM X.citeをヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアについでアジア一号機として更新しました。SOMATOM Xciteの最大の特徴はAI・人工知能技術を用いて開発された最新の全自動撮影システムです。検査準備から撮影、画像処理まで検査全般においてAI技術を用いて自動化されています。個々の患者の状況に合わせた検査内容を自動で作成し、最適な検査の実施と一貫性のある画像を得ることができます。撮影終了後の自動画像作成・転送により、診断までの時間短縮に加え、医療従事者の働き方改革にも貢献しています。コロナ禍でもFast 3D cameraを使用したポジショニングやタブレット端末を使用することにより、患者との接触、CT装置への接触を最低限にし、検査時間の短縮にもつながりました。

 最近、メディアなどで「医療へのAIの導入により、放射線科医が不要になる」などと報道されていますが、放射線科こそが医療へのAI導入の先進的、中心的役割を果たすと信じています。

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